認知症薬「アリセプト」と「メマリー」投与の「無意味」 病院に任せっきりで「無気力」で「従順な」日本人


 科学は現代人が失った生体機能を足し算ではなく、
引き算で帳尻を合わせようとしています。

「NHKあさイチ! 3/6」の若年アルツハイマー型認知症についての紹介、早期診断と薬剤投与」が大事と伝えるが、果たして安易な薬剤投与でよいのでしょうか?
現場の混乱そして処方で生じる腐敗をTVで伝えられるわけがない。
果てしない疑問にテレビでは応えてくれません。
現実とは


 ①「神経細胞は一度死に絶えると復活しない」というのが全世界の臨床研究で指摘されていること 
②認知機能の劣化は「一度発生してしまえば、もとに戻らない、薬剤は症状をくいとめるだけしかない」のが今般の医療の限界 
③日本の直近の10年で死因として「アルツハイマー型認知症」は6倍にも増大していること

この身も蓋もない希望を与えない現実をつきつけ、患者と家族の理性をゆがめ、医者の一言にすがろうとし、願懸けをうながしてしまいます。

家族はこの症状の原因と対策を追究しなければならない、
何より「食べるもの」が大事であること。
これは複雑なので改めて触れますが、

農薬、クスリ漬けの動物性食品、砂糖や甘味料、化学調味料、電磁波や放射線
外国で禁止されている添加物、アルコール、
水道水、遺伝子組み換えやゲノム編集の食べ物、ワ〇チンや薬、フッ素やフッ化物

これら社会毒と考えられるものを口にしないか、ひかえること。

けっきょく、子供のころからこれを体に入れて言って、
ジワジワ積み重なり、大人、高齢になて、病気の症状がでてももう遅いんです。

薬で今までの負の積み重ねが帳消しになるわけがない。
detoxificationディトキシケーション、デトックスなどできるわけがない
薬が新たなtoxic トキシックになるといのに。
肝臓や腎臓をどれだけ臓器、自律神経を痛めつければ気がすむのであろうか、

それをせずに、医療に任せっきりにすることは、
おおきく道をあやまってしまうというか、
もうどうしようもない状態です。
  
 では「薬剤」の現実は? 
アリセプトほど、広く飲まれている認知症の薬はない。

早々に投与される「大量生産された」薬には、初期症状への改善事例はあっても、「治る」というものではない
そもそもアリセプトの効果・効能に「治る」とは一言も書いていない。

患者、家族は、処方されたアリセプトの「添付文書」をきちんと読んでるのだろうか?

明らかに、ごまかしのような文言が記載されている。

アリセプトの添付文書
「効能又は効果
アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」との記載のすぐ下に、

「効能又は効果に関連する注意
本剤がアルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。
 アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。」

と書いてあるのだ。

前者で、症状の進行抑制はする
後者は、病態そのものの進行を抑制はしない

とのこと、つまり、結局は「進行」するのだ。
お粗末なレトリック、生体の健康に何にも寄与しない。

しかも副作用に、錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)がしっかりと書いてあるもの、まったく開いた口が塞がらない。

信じられないことに、
「 特定の背景を有する患者に関する注意
錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者
線条体のコリン系神経を亢進することにより、症状を誘発又は増悪する可能性がある。」

と記載があるのに、アルツハイマーと診断された時点ですでに、パーキンソンの初期症状(動作緩慢、軽い寡動・無動)があった叔母に、
あろうことか、医者はアリセプトを処方したのだ。

ここからが私の実体験、母の二番目の姉の話。
それが2013年、そこから叔母はせっせと飲み続け、メマリーまで処方され、私は何度もそれらの服用をやめるよう家族(叔母の夫、従姉妹達)に呼びかけたが、見事親族に猛烈な反発をくらった。医者のいうことに盲目的に従っていた。
わたしには、その時点で叔母の未来はもう見えていた。

最初は、軽い動作緩慢、近い記憶が思い出せない、洗濯物を玄関に並べたりてという程度で
自宅療養、散歩も日光浴も十分にでき、食欲もしっかりあった。

それが、どんどん飲み続けることで、症状がひどくなり家族は手に負えず
2年後に完全なパーキンソン病になり、高級な施設に入れられた。

太陽光も浴びれない、エアコンで夏もうすら寒い施設では
細胞のミトコンドリアがどんどん機能不全になる、のは目に見えた。
(アルツハイマーは脳細胞のミトコンドリアの機能不全)

叔母は「外で歩きたい」、東京から見舞いにきた私に言った。
私は、数日滞在し生体の細胞の代謝を上げる特別な温熱器具で叔母の身体を母とマッサージをし、さまざまなサプリを飲んでもらった。
「ありがとう」と叔母は、言った。涙がでた。

その家族は、それらに見向きもせず、病院の栄養あるとはとてもいえない食事、(しかも飲料はアクエリアス)を叔母にただ食べさせていた。自分の母親の食事にどんな栄養があるとか何にも興味関心がないようだった。
そして私のすることになんにも興味も関心も抱かなかった。
わたしは理解できなかった。

帰京してまもなく、すぐに叔母は自分で食べれない、介助でも食べれない状態、そして食欲不振(薬の副作用)となると、医者から胃に穴をあけられ胃ろうになり、基礎体温はどんどん落ちていった。免疫も新陳代謝も落ちていった。
そして入所後2年で亡くなった。てゆうかもうわかっていた、こうなることを。
こういう場所に入れば、どんどん進行し、先は見えてる。これは方程式なんだと。

高血圧の薬、糖尿病の薬、スタチン剤、便秘薬、と認知症の薬以前から
せっせと叔母は3年以上飲んでいた。

様々多剤服用者の未来がこれと、愕然としたものだ。
叔母に限らない、わたしのクライアントや周囲には多剤服用者がそれなりの数がいた。

こんなものがいつまで保険適用なんだ?と、フランスはとっくに適用除外。
税金で医療利権を太らせているだけ。
アリセプトが、代謝を抑制し、消化器系への悪影響して、ぜんぜん食べなくなるのも、
病院側がスタッフ人件費の削減のために、患者を胃ろうにするために処方をしているといえるではないか。

本当に、家族は、たいせつな両親のために、現実をみすえ、考えなければならない。

私の叔母の家族は、けっきょく、すべて病院、医者任せ、なんにも学びも、資料を読みもしなかった。
なんにも考えてない、その家族は、わたしからみたら、怠惰にすぎないと思った。

だがどうしようもない。人間は自由意志で自らそうなる道を選ぶことを、
他者は尊重しなければならない。人間とはそういうものだ。
結果はわかっているのだが、何もいうことはできない。

心底、何も考えない、依存する人間というものに、心底呆れ、絶望した瞬間であった。

病院、医者、薬、これらはなんというどうしようもない、
医療利権のため、お金のためだけに、罪悪感もなく、
患者の命を思いのままにしている存在なのだと。

でもそれらを肥え太らせ選んでいるのも、おなじ日本人
言われたままに、羊の様におとなしく処方されるがまま服用し続けるのもまた人間、

需給がしっかり成り立っているそのコミュニティの、どうしようもない程の光のなさに、
ただただ呆れ果てた。

5年後、10年後、日本人は少しはマトモに考えられる様になるのだろうか

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〇六号通り診療所所長のブログ

こちらの先生の内容は大変為になるものばかりで、そこで指摘されていた
記事を英文とともに読んでみました。

New England Journal of Medicine誌(March 8, 2012)にhttp://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1106668
  中等度以上の認知症の「アリセプト:donepezil」と「メマリー:memantine」の2剤併用投与の「無意味」の臨床事例。
 「There were no significant benefits of the combination of donepezil and memantine over donepezil alone.」

日本では、全国で初期の高齢者から、この2剤がバンバン投与されています。特にメマリー:memantineは、NMDA阻害という、催幻覚剤で長期毒性の懸念、があります。

さらに驚くべきは、抗コレステロールの新薬「スタチン剤」のあいまいな認知改善の治験(欧米では賛否両論)を引き合いにだして服用させるのが現状です。

抗コレステロール剤とは「免疫抑制剤」で感染症にかかりやすくなるリスクを生みます。
認知症が初期であればあるほど、薬剤に頼るのは危険で、そこでの選択は大きく流れを変えるでしょう。

 中等度以上の症状に進めば、家族の負担を考え、薬剤投与は「やむをえない」という名古屋の河野先生の河野メソッドが日本で広がっています。

記憶喪失、幻覚、せん妄(興奮)、徘徊は周囲の生活を巻き込むのであるから・・

かといって、薬剤投与すべきなのか、個人的な経験に基くなら、上記の様に「NO」です。

日本人が飲んでいる薬の量、多剤投与の現状は本当に驚きます。 


現代の薬の一般名、○○阻害薬=○○inhibitor、つまり人間の恒常機能である、
自ら産生する酵素や、ホルモンや、生理活性物質を阻害するのがその作用機序である。

現代の人間が自業自得で損なった機能を、科学は、足し算ではなく、引き算で帳尻を合わせようとする。

  家の柱の一つが「長年の生活習慣」で欠け始めると、そのほかの柱を「薬剤」で削り、
高さを合わせようとする。
つまり総じて「低く」する、こうして人間の恒常機能は自ずと退化してゆく。 

・糖尿病(DPP4=ジペプチジルペプチターゼⅣ阻害薬)でも、
・胃薬(プロトポンプ阻害薬)でも、
・血圧降圧剤(ACE阻害薬=アンジオテンシン変換酵素阻害)、
・認知症薬(コリンエステラーゼ阻害薬)


新薬はほとんど、生体の機能を邪魔をし、阻む、いわば自分自身の無数の細胞の働きを「阻害」するものです。

そして「抗ガン剤」と同じ、正常細胞に悪影響をあたえます。

どれもこれも長期服用の保証はなく、作った民間の会社の研究室の結果で「良い」と判断したに過ぎません。ディオバンの問題は氷山の一角でしょう。

一時的な「効用」はあるかもしれません。
しかし生命機能は一時的なもので判断されるべきではありません。
一時的な対応は、功利主義的な「打算」 といえないでしょうか。

薬効の主成分以外の添加物は、どこの国から輸入なのか? 
どこかの研究室で作られた薬剤への疑問は市民にわかるはずもありません。






祖霊の遺範-昭和天皇 8月15日



8月15日。
戦争前はお盆はいつ?だったのでしょう。
終戦記念日がこの国の祖霊を崇敬する特別な日​となりました
昭和天皇の玉音放送の終わりの箇所に、
真摯な歴史観、倫理観が、現れているような気がしま​す。

「もし(日本人同士が)それ情の激するところ、み​だりに事端をしげくし、
あるいは同胞排せい、互いに時局​を乱り、ために大道を誤り、
 信義を世界に失うがごときは、朕もっともこれを戒む。
 よろしく挙国一家、子孫、相伝え、よく神州の不滅を信じ​、
 任重くして道遠きをおもい、総力を将来の建設に傾け、
 道義を篤くし、志操を固くし、誓って国体の精華を発揚し​、
 世界の進運におくれざらんことを期すべし。
 汝臣民、それよく朕が意を体せよ」


「フランスの人権宣言は、一世紀にも渡って哲学者たち、​深遠な思想家たちに議論されフランス人に受け入れられ、​風習にまでしみこんだ理性である。その権利と義務は、人​間倫理の保証者である「最高存在」をよりどころとしてい​る。」~フランス人作家ジュール・ミシュレが述べていま​す。

 この「最高存在」は、「万邦共​栄の楽を共にするは、皇祖皇宗の遺範にして」といわれる​陛下の
平和への信念に近いものと察します。

 我々の祖霊の遺範こそ、敗戦後の日本精神の瓦解を恐れ、追い込ま​れた人間・陛下がすがったものであり、今の我々が頼るべ​きものであるとも思います。
 それを現実にどう用いるか、その手法は、皆でどうかで考えてみてください、ということなのでしょう。とても​深い言葉だと思います。







丹沢連峰 塔ノ岳 二の塔より富士山

~萬代の国のしづめと大空に
あふぐは富士のたかねなりけり~   明治天皇

「千代に八千代に益々発展する日本の国の鎮護(しずめ)として、
  いつも大空に仰ぐのは富士山の気高い姿です」