Goethe percived the a light-sensitive receptor(GPCR) 詩人ゲーテは、直観で人間の持つ「光を感じて成長する」受容体を感じていた


Wär nicht das Auge sonnenhaft,
Die Sonne könnt es nie erblicken;
Läg nicht in uns des Gottes eigne Kraft,
Wie könnt uns Göttliches entzücken?

目が太陽のごときものでなかったら、どうしてわれわれは光を見ることができよう?
われわれの中に神自体の力が生きていなかったら、
どうして神々しいものがわれわれをうっとりとさせることができよう


自分の中に、光(神自体の力)があるから、
外に光(太陽のごとき,神々しいもの)を感じることができる。
ゲーテは、18世紀にすでに見通して上記のような詩を残しています。
光の受容体( light-sensitive receptor)として知られる(ロドプシン)など
Gタンパク質共役型受容体を、生得のものとして
人間は授かり持っていることを、直観で、高くそして深い意識で感じていたのですね

Rhodopsin (also known as visual purple) is a light-sensitive receptor
Goethe perceived the a light-sensitive receptor(G protein-coupled receptor)
We can feel this kind of thing trough his poem.(Zahme Xenien  )

All living organisms are made of cells, which are the units of life.
Approximately 350 different GPCRs are encoded in the human genome.
Approximately 150 are orphan receptors whose endogenous ligand has not yet been identified.

人間というLiving organismの本質は光から成り立っているといえるでしょう。
ヒトゲノムには約350種類のGPCRがコードされています。
これらはホルモンや成長因子をはじめとする内因性リガンドを認識する
ヒトGPCRのうち約150種類は、リガンドや働きが分かっていないオーファン受容体です

リガンドが同定されていない GPCRは多数あれど、
それらのオーファン受容体=GPCR を標的としたアゴニスト(作動薬)やアンタゴニス
ト(拮抗薬)が、新しく、人の病気を治療できるなどと考えるのは、
今までの、薬がもたらしたマイナス面を顧慮しても、スタートラインから
再考しなければ、また同じ道を歩むでしょう。

人工的、何かひとつの受容体に働きかけて、他の受容体にも影響してしまい、
全体性を考えない、人間の根本的な自己治癒力を促すものでありません。
治らないのに治療と呼ぶ、治療薬は、まさに、マーケット主導の、人間のエゴであり
お金のためのものに過ぎぎません。依存を促すのが、目的地です。
一体誰のためのゴールなのでしょうか? 誰かのロボットになるということです。

アインシュタインが述べているようにすべては、エネルギー=物質、
物質=エネルギー、エネルギーが見えないので、人はテレビや新聞や、大衆で、
みなで、「物質的に」足並みそろえないと、エネルギーのままだと、ふわふわして
怖がって進めないだけなのではないでしょうか。群れて、同じ池で遊ぶのが基本はみな安心です。
真実に足を踏み入れるのは勇気ある人だけですね。心が開けた、芸術家はそういうタイプの方が多いように思われます。

ゲーテがベートヴェンを完全に理解しなかった(理解を超えていた)と感じられる、ベートーヴェンへの
否定的な文言をゲーテは残しています。優れた人でも自分のことをみな、棚に上げるものです。
ゲーテとの対話(エッカーマン著)にゲーテの本音が子供みたいでかわいらしいですが。
調和を追及する音楽家の世界は、エゴを超えた世界です。貴族的なゲーテにはやや限界があったようです。

話を戻します。
体内の細胞の中にある、ヒトGPCRの中の、さまざまな受容体へのリガンドとして、
この太陽の光、光子は、まぎれもないあらゆる生物のリガンドです。
戸外のすがすがしい風、きらきら光る太陽のエネルギー、これらは私たち生命体のリガンドです。

植物にもホルモン、すなわちオプシンと呼ばれる「光を感じて成長するための」受容体があります。
それを、光受容タンパク質ファミリー(エチレン,アブシジン酸,オーキシン,サイトカイニン,ジベレリンの5つ)これらは植物の発芽,成長,開花にわずかな分量でも、影響を与えます。
種なしブドウなどをつくるジベレリン、人為的に発根を促すオーキシンなど、(業界では
大手を振って使用されています)

網膜が物体の色や形を光の情報として感じ、
脳がその光の情報をもとに物体の色や形や動きを認識するということです
目と脳の働きがあって、私たちははじめて物体を見ることができる、
そこには、視物質ロドプシンというものが存在します。
これも光の受容体であり、Gタンパク質共役型受容体(G protein-coupled receptor, GPCR)のひとつです。
ゲーテは、直観で人間の持っている「光を感じて成長するための」受容体を、生涯にわたって、
いつも鋭敏に感じ、体を包み込み、通り抜けるような感覚を、彼のしたためた多くの言葉を読んでいれば見えてきます。生涯にわたって経験した多くの美しい現実を、美しい詩の中に、
最大限に表現した稀有な芸術家といえますね。
ベートヴェンはそれを音で行ったのですね。


Was auch als Wahrheit oder Fabel
In tausend Büchern dir erscheint,
Das alles ist ein Turm zu Babel,
Wenn es die Liebe nicht vereint.

Zahme Xenien  3

Goethe, Johann Wolfgang







歓喜に寄せて/Ode to Joy/an die Freude written by Friedrich von Schiller

「歓喜に寄せて」 
ベートヴェン交響曲第9番 4楽章 歌詞 日本語訳

作詞:Friedrich von Schiller
作曲:Ludwig van Beethoven

歓喜よ、神々の美しい閃光よ、

天上の永遠に女性的なるものよ
われら貴い熱意をもって
崇高な汝(歓喜)の神殿に歩み入る

なんじが神秘な力は

引き離された世界を再び結びつける、
なんじのやさしい翼のとどまる所にこそ  
人々はみな兄弟となる。
      .......................


真理の炎の鏡の中から

汝(歓喜)は探究するものに微笑みかける
険しくも美徳の丘に汝は耐え忍び進むものを導く

太陽が煌く信仰の山の頂きには

汝の旗がひるがえるのが見え

砕かれた岩の裂け目から

天使の合唱の旋律となって
汝(歓喜)は立ち顕れる

耐え忍べ、勇気を持って、幾百万の人々よ!

耐え忍べ、より善い世界のために!

星の輝く天幕の彼方の天国で

大いなる神が我々を見つめている
 .......................
神々は愛す、見返りを求むることなく
人はその美しさにならうがよい
悲嘆にくれるもの、心貧しきものも表に出よ
朗らかなものと一緒に喜ぼう!

怒りも復讐も忘れてしまえ

不倶戴天の敵をも許そう
彼にざんげを強要するな
悔恨が彼を苦しめることを願うな

貸し借りの帳簿は破り捨ててしまえ

全世界が和解しよう!

兄弟よ 星の輝く天幕の彼方では

愛に、我々がどう報いたかを
神々はじっと見守っている
   .......................

重い苦悩には不屈の勇気を!

無実のものが泣いているところには救いを
抱いた固い誓いこそ永遠なれ
友よ、敵よ、真実を求めよ、
抑圧には立ち向かおう、

兄弟よ、この尊い生命をかけて!

栄冠は、ふさわしいもののところへもたらされ
偽りは、やがて消え行くさだめ




腸がひとの心を動かす―想念は、食、薬から影響される。The Gut-Brain Connection 日本人は薬まみれの現状を考える


腸が脳をコントロールし、ひとの心を動かす The Gut-Brain Connection

~ 腸内微生物(腸内細菌)が血液脳関門を越える

「素粒子の中に、量子物理学では、小さな単位の中に、大きな単位を
動かせる、共通するパターンのエネルギーがある」
Nassim Haramein ナシーム・ハラメインのこの指摘は、私たちのいかなる意識も、こころも、想念も、現実の物質化に、もれなく影響していることを示したものです。
現象は、自分が引き起こしたものであることを、科学的に説明しています。
農業、食品、医療、そして科学界まで、利益偏重の大量生産、大量消費によって
わたしたちの、こころとからだ、人の意識の進化が停滞させられてしまっています。
それが大道となっている愚かさを感じます。
先進国の多くの人が何を口から、皮膚から摂取しているかで、ものごとをどのように考えているかが、決定されてしまい、集合意識に影響して、それが地球の行く方向を大きく、決定ずけています。


すべてのひとの「想念」は、意識、無意識にかかわらず、波として相互干渉して
相互に関係し、深い影響を及ぼします。
我々の生体の原子、さらにその中の素粒子は、太陽系の、さらに外の銀河系、
さらにその外の宇宙のすべての粒子とも関係しています。連動、連鎖している全体が、ひとつ残らず、代謝を繰り返し、ブラックホールからホワイトホールへ絶え間なく膨張と収縮し、分裂と結合を繰り返し、何段階、何次元ものものレベルで、幾重もの層の宇宙が、無限に広がり、しかもそれぞれ、互いが因果関係で成り立っているのです。


因果の法則、想念と行動によるカルマ、宇宙の法則、
これらの言葉の意味、ひとによって理解度がぜんぜん違います。
その公約数の小さな数字が、この社会の無難な「常識」に過ぎませんから、
それに頼っていても、いざという時に、ひとは、自分の命を守ることはできずに、
日和見の大衆の感情と意見にふりまわされます。
現状の、貧困、病気、戦争を通じて、巻き起こされる無数の個人の破壊的な想念は、
その質と形態が、自分の外の世界に不均衡と、緊張の状態を作り、
不安、おそれにおびえすぎてしまう、世相、風潮を作り出しています。
危険をおそれて準備することは重要ですが、過度におびえすぎる、マイナスの想念には
注意がひつようです。

それでは、自分の「想念」は何によってつくられるか??
☆腸を整えなければ、自分の想念も整わず、自分の現実も整わない。
 人々の腸が乱れていれば、社会も乱れる。











現実を生み出すのに影響する、自分の想念が、我々の腸内の常在菌によって、我々の遺伝で受け継いだ、腸の上皮細胞によって影響されているという事実をはっきり理解している人は、まだまだ少数でしょう。



















脳科学、脳がすべてと思っている人には気付きもしないでしょう。

なぜなら、あなたが持つ常在菌の特に悪玉菌こそが、
あなたの腸を支配し、造血細胞を、ガス交換の肺を、
全身に血液を廻す動力源の心臓を浸食・支配してしまうのですから。

悪玉菌は、宇宙の「マイナス」の想念層の世界と連動もしているでしょう。
恐怖や不安のアストラル世界にひとのこころを引き寄せます。

腸内細菌にとって脳に繋がる血液脳関門の障壁など関係ありません。

The gut microbiota influences blood-brain barrier permeability in mice.
「腸内微生物(腸内細菌)は血液脳関門を越えることをマウスで証明」2014 Nov 19;
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25411471
マウスで研究せずとも、このような事は明らかなのは長年の経験で賢い方々(医師に限らず)先人には、とうに想像はついています。


食べ物がおかしい人は、腸がおかしく、脳(知性・精神)もおかしくなるのです。
脳が、危険や不安などを間違って認識して、自律神経が乱れるようになれば、
そのひとの心模様も、心象風景も少しずつ、着実にゆがんでいきます

年をとれば、それらが積み重なり、食べ物に含まれたさまざまな社会毒は、
代謝・解毒・排泄されず、全身の老廃物を、自らの抗体が攻撃し続け、
体のアチコチが痛い、ということになるのです。
おかしな行動、理解できないような事件や事故が現代多発しているのはそれが原因とも言えます。

それなのに、薬、酒、農薬・添加物だらけの食をとり、さらに治癒から離れていきます。

長年の原因を、短い期間に治癒などできないし、その方法を良く考えなければなりません


第一に腸内の常在菌が、何によって悪玉化するのか考えるべきです。
医学生、栄養士は、大学で医療機関でここをしっかり学ばせて貰えないので自分で学ぶしかありません。病院で患者が薬漬けになっていく姿をただただ見ているだけですから。


一般の人は、市中、院内の「肺炎」という言葉の重みを考えるとよいでしょう。
それは、感染菌、ウイルスに浸食されているのに、免疫細胞が、正常に機能していない状態です。正常な軸であるべき、ガス交換の源が、細菌に侵される・・・
生得のセルフ・オーガナイズを担う土台である「肺」に津波がきているのですよ、
という知らせです。


農薬を絶え間なく使用した葡萄を食べながら、あなたがその葡萄の木、実と、そして、それが植えられている土の状態と全く同じことがわかるでしょう。ジベレリンという農薬処理した種なし葡萄を「美味しい」という姿がいかに、類友の法則、似たものをひきつけてしまっている姿が、もう笑えない状態に到ります。
多くの農家が、「多少」の「農薬」を仕方ないと言います。
では食べる方も「それしか市場に出ないのだから「仕方ない」でかたずけてしまってよいのでしょうか。


デトックスする方法はあるのです。
マイナスをゼロにする方法に向き合わなければ、プラスは望めません。
細胞膜という窓が汚れていれば、どうして光が入ってくるでしょう。
細胞内に、ミトコンドリアに酸素、栄養、温熱エネルギー(太陽光の生育的な周波数帯がもつエネルギー)が届かなければ、細胞は嫌気呼吸になります。
安保先生のいう酸素がない地球の時代の生命の生き方「先祖がえり」になります。
ミトコンドリアが活動をやめ、エネルギーを創らず、
ブドウ糖(炭水化物)だけをエネルギー源とします。
「糖分を取れば、脳に良い」良くスポーツ選手が口にしますが、これは瞬発的にエネルギーがほしい人専用であり、エネルギー効率は非常に悪いのです。
低体温の、血流の悪い、ミトコンドリア機能が弱っている高齢者に、
「白砂糖」など「先祖がえり」しなさいといっているようなものです。
ホモ・サピエンスをやめて、再び原始の地球の細菌になれと。


ミトコンドリアに頼らない代謝(糖を必要とする)となり、退化をし、代謝・機能不全になります。
それが、糖尿病であり、パーキンソン病です。

脳科学ともてはやされますが、その脳細胞ですら、腸内細菌に侵されてしまうのです。
農薬が、水質汚染のある田んぼの米を食し、普段から稲田の空気中に広がる残留農薬を吸引し、
それが、気道と食道の両方から、血液脳関門を通じて直接、脳に行くこと、
またそれらに侵され悪玉化した腸内常在菌が、脳細胞に少なからず影響を与えるでしょう


幼少時から、成人になってからも、薬や農薬まみれの食、化学添加物、を摂取するという
長年の積み重ねがどういう事になるのか、地方に行けば分かるでしょう。
田舎の祖父母、ご両親の健康状態、にぜひ目を配ってみてください。

どこもかしこも、ショート・ロングステイの高齢者介護施設、完全看護のホテルとみまがうレジデンス。
私は叔母が、アルツハイマーで薬漬けで治癒せず→副作用でパーキンソン発症→隔離病棟で胃ろう→亡くなる
これを時折地方のレジデンスに見舞い、叔母の家族にアドバイスしながら、この5.6年の期間をずっと一部始終を観察してました。
アルツハイマーで薬漬けの初期時点で最終結果は目に見えていました。
しかし叔母の家族は完全に医療に丸投げ、アドバイスは完全無視、思考停止、
私は途中で関わることを自分から退きました、何言っても無駄でした。

人間は結局、自分で考え選択していく、自由意志を尊攘すべきものなので、
人を変えることは決してできないし、期待すべきでもないし、
それに他者の人生に介入してはいけない原則があります。

しかし、叔母の家族の思考停止にはショックでした。愚かさに呆れてしまいました。
人間というのは家族のことでもここまで原因や、
飲んでいる薬の作用機序も、添付文書も、まったく読まずに
医療機関のいわれるがまま、
根本対処を自分の頭で考えようとしないのか、調べようともしない無気力なのか。
これは、わたしの親族に限りませんでした。友人や取引先の人と話しても
自分の両親は病院に丸投げ、飲んでいる薬のことなどなんにも関心がない。
このひとたちは、現実を何にもみていないんだなと思いました。
いずれ、当人も年をとれば同じ道にすすむだろうなという未来も読めます。

よく考えてみて下さい

戦前、戦後まもないころ、栄養失調以外で、ベッドに縛り付けられ、
夏も夜も25度のエアコンで冷やされたままの高齢者が、果たして居たでしょうか。


地方ののどかな田園風景の山側にむかってそびえたつ、巨大な病院
そこに命もお金も、吸い上げている様に身が震えました。
地方は薬物の城下町となっているのです。

流動食に、水分補給と称して砂糖まみれの「アクエリアスをゼリー化したもの」を介護士が一生懸命、スプーンで与えているのを見た時、絶望というか、
医療の果てしない、生体を無視した闇をみる思いでした。
馬鹿げています。
低体温で、さらに砂糖が体を冷やし、その方が、癌と診断されているのに、です。


脳は、言わば命令を伝え、後天的な能力を培う、補助的なものであり、導電体に過ぎません。感じることを邪魔します、さまざまな要因を考えるのに疲れ果て、

「仕方ない」で思考停止し、結局何も考えなかったことと、同じ結果になりがちです。
何かを覚えること、考え過ぎること、脳が解決策ではありません。
根本を間違えてはいけません。

肉体の「常在菌」と眼に目えない「魂」が、宇宙の素粒子と正しい周波数によって、調和(=腸の和、腸の環)を保つことに、意識を置かなくてはならないのです。

では 周波数とは何か、また次の機会に。




わたしは真の葡萄の木、あなたたちはその枝である。音楽に国境はないのと同じく、葡萄にも国境はない。 過去世のご縁の再現 東欧葡萄巡礼 2014



セルビア北部の都市スボティツアから、北東へ数キロの
セルビア領内ハンガリー人の村ハイドゥコヴォ(Хајдуково・Hajdukovo )の
マーラー・オスカール・ワイナリーの畑より、2014.10月の収穫時。

素晴らしい歴史的な遺産 そしてこんなに若々しい新しい実をつける

樹齢109歳の白ワイン品種:
Sremska zelenikaスレムスカ・ゼレニカ(セルビア語)
SZEREMI ZOELD セリミ・ズォールド (ハンガリー語)
「スレム地方の緑」の意  

 

私は、マーラーさんのワインでは、
これと、Bakator(バカトル)、ケヴィディンカが好きだった。




1881年のKadarka 種の枯れ木を片手のMaurer Oscar
2014.March.24  ハイドゥコヴォ Hajdukovoにて

2014 Octover 8

2014年10月~収穫期のセルビア・ヴォイヴォディナ自治州(Vojvodina)の歴史的な大ワイン産地フルシュカ・ゴーラ(Fruška Gora セルビアの国立公園でもある)近くのマーラーさん(Oskar Maurer)の畑より。雨でやられた不作のメルロー種。

この年は、初夏からの大雨による不作で例年の10-20%しか収穫量がなかった。
ボスニアでは100年に一度の大雨で国土の3分の1が水浸しになった。
ここは、農業、ワイン作りが盛んで、多民族が住む土地であり、同時に、数多くの葡萄の品種がある。
マーラーさんとは、2014年3月に出会い、その年の夏、秋、冬と、畑と醸造所をめぐらせて頂き、一緒に葡萄を積み、醸造を手伝った。



1909年 樹齢105年の葡萄から作ったワイン
「1909 SZEREMI ZOELD2012」 
スボティツアの美しい市庁舎 Gradska kuća u Subotici
Marcela Komoraマルチェロ・コモル(1868—1944) とDežea Jakabaデザ・ヤカブ(1864—1932)によって当時の非常にモダンなスタイルであるハンガリーの アールヌーボー様式で建てらた。様式化された多数のチューリップのパターンで装飾。
1910年に外観完成 1912年内装が完成し、当時の一流の職人が装飾
 
ホテル・ガレリヤHotel Galleriaにて
枯れ木は1880年生まれのKadarkaカダルカ(マーラーさんから頂く)

彼は、古代、近代の、このパンノニア平原、ハンガリーの1000年に渡る葡萄栽培、ワイン醸造の歴史、それはハンガリーの国家成立時からの歴史、ハンガリー人の人生そのもの。
マーラーさんは、あらゆる品種、その相応しい土地の特色など博識の方で、
ハンガリー人としての誇り高く、不幸にも先祖代々の土地が、第二次大戦後セルビア領になったため、セルビア国籍であった。しかし、育種や醸造についても、同業のセルビア人醸造者からも尊敬を受けていました。
ハンガリー人が国境を超えて、マーラーさん宅に、ワインと食をたしなみに来るのを
たびたび見かけていました。(私も、幾度も、彼の家で食事をご馳走いただいた、この感謝は忘れない。葡萄の搾りをしている合間、皆と一緒に庭で、ターキッシュ・コーヒーも味わった。)

さらにかれは、聖書についても深く知り、聖書やハンガリーの古書に書かれている葡萄にまつわる文書についてもよく知り、語り部のように、ときおり彼のショップに、スボティツアの町の人をよんで、弾き語りならぬ、ワインと葡萄についての独演会をされていた。
彼の言葉は同郷のハンガリー人達のこころをとらえて離さず、皆、深く聴き入り、
時に笑顔で、夜がゆっくり更けていくのを心ゆくままに楽しんでいた。
なんと人間らしい、ゆたかな時間だろう。

もちろん、セルビア人、クロアチア人、イスラム系(ムスリム)のひとたちも彼のワインショップにやってきます。ここは多民族共生の土地なのだから。

私が彼に初めてあったのはその‘独演会‘においてだった。



ユーゴスラビア紛争(コソヴィ紛争)においてNATOが制裁としてセルビアを爆撃して、
ここSuboticaにも4発のミサイルが町を襲い被害を与えた日1999.3.24から、
ちょうど15年目の2014.3.24に
私がこの場所を訪れていたことを、帰国してから知る。
スボティツァはその後さらに7回爆撃された。
爆撃により1名が亡くなり、数名が負傷し、推定100万ドイツマルクの物理的被害も発生しました。爆撃による最も大きな被害の一つは、ラジオ・スボティツァの送信設備でした。
スボティツアはハンガリー人系ヨゼフ・カサ市長がNATOに加盟したばかりのハンガリーに抗議したのもむなしく終わった

春の陽気からこの日はうってかわって
朝からシトシト雨が降っており、昨日までの春の陽気から冬に戻ったような寒々しさと陰鬱さを街は醸し出していた。その場に自分が居合わせたことを不思議に感じた。
中心部で慰霊祭が行われていた。
セルビア人で知り合ったある程度の年齢の方は、みなこのいわれのない、
NATOの卑怯ともいえる民間人、民間施設への爆撃を非難していた。
当時の戦争の原因から経過まで米国を始めとした大国の思惑と利権による介入があり
その後、次々にセルビアと同じ目に遭う国が表れることになる。

(さらに夏に再訪したときに知るのだが、マーラーさんもハンガリー人だがセルビア軍として従軍しユーゴスラビア内戦でサラエヴォで戦ったということを知る。そして彼のワイナリーの従業員の仲間も「セルビア軍のハンガリー人部隊は最前線で戦わされた」と聞き驚愕する)
私は、タクシーでノヴィサドNovisadまで向かい、スレムスキ・カルロヴツィSremski Karlovciでワインを購入し、
そこから電車で再度北上、セルビア国境を越え、
ハンガリーブダペストまで直通の列車に乗った。
ドイツのボンまでの行かなくては、と、なぜならMarch.26はベートヴェンの命日だから。

   寝台列車でライン河を北上、朝もやと、川から蒸気がたっているのが、美しかった。

Marksburgマルクスブルク城  ~列車でライン川を北上中 朝6時代に車窓から見た風景
ドイツ連邦共和国西部ラインラント=プファルツ州ライン=ラーン郡にある市ブラウバッハBraubachの城 (コブレンツの南東)
Marksburgマルクスブルク城  アンティーク絵葉書

デユッセルドルフDüsseldorfのRobert Schumannシューマン記念館で
ピアノを弾かせて頂く
翌日は隣のボンへ

2014.March 26 ボン中心部にあるケルン選帝侯大司教の宮殿の公園を背景に

白はセルビア・ハンガリー地域の固有種(右)ヴィディンカ
Koevidinka2012(Bela) Maurer Oszkar  


Tamijanika 2012(Bela) Maurer Oszkar 
南フランス原産のマスカットの変種 香りが素晴らしい白
スレム地方では500年前位から作られている。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2014夏に再び、東欧を再訪した。バルカン北部のセルビアのスボティツアから、
バルカン半島全体を周遊した。ワインの取材をメインに。

その際、日本人指揮者のベートヴェン第九の演奏会がボスニア・ヘルツエゴヴィナのサラエボであり(第一次大戦開始からちょうど100年の記念式典)その晩餐会のために、マーラーさんのワイン(カダルカ種とケヴィディンカ種)を大量に調達させてもらった。

スボティツアの彼の店からサラエボまで、セルビアの海軍兵士だったタクシーの運転手にワインを乗せて連れて行ってもらった。
マーラーさんは、ボスニア紛争のときに、セルビア軍に従軍し、セルビア在住ハンガリー人兵士としてサラエボ攻囲戦でスナイパーとして幾冬も過ごしたことを仲間から聞いた、
ハンガリー人兵士は、セルビア人よりも、より危険な前線に送り出されたことにショックを受けた。戦後は、地方行政府から安ワインが大量に送られてきたことも、戦争のトラウマ・被害を中毒で忘れさせる、政府が非人道的な対応であったことも。
マーラーさん自身は当時の経験は自分の口からは語りたがらなかった。

2014.6.27
神様の恵み、神様そのものともいえるひとつの大きな葡萄の木の、
それぞれ四方八方に伸びる枝であるわたしたちは、
過去世で生活をともにした見えないご縁が、
ひとときでもこのように現世でも再現した嬉しさによって
その旅のなかでも格別な思い出となり、
そのあとの人生においても、わたしたちを真に勇気づけてくれるもの

「わたしは まことの葡萄の木 あなたたちは その枝である」
I am the vine,   you are the branches.  - Jesus Christ. 
      …新約聖書ヨハネ福音書15章」
 En Vagyok Az igazi szőlőtő. Ti a szőlővesszők (ハンガリー語




音楽に国境はないのと同じく、葡萄にも国境はありません
国ごとに固有の呼び方をしていても、品種的に全く同じものが見られます。


東欧の国々は古来より、葡萄が繋げ、葡萄を愛する人がその絆を深い所で守っているはずです。この古い宗教画は、
キリストと使徒たちを、葡萄の幹と枝(実)に喩えて、
が繋がっていることを象徴的に伝えます。

モノ造りの心もそう。
新旧の造り手の不滅の情熱は、度重なる戦争で破壊された様に見えても、
しっかり受け継がれており、破壊し得ない、そう思います。
伝統的な造りのワインの本質は、テクノロジー、ケミカルワインの及ぶ所ではありません。素人の私でもきちんと経験すればその違いを感じます。

ヴォイヴォディナのスレム地方の原種の葡萄を育てる彼の情熱、香りの素晴らしいワイン、自宅でのもてなし、
一緒に働いたハンガリー人たちのやさしさ、実直さ、本当に忘れられない思い出です。

2014年に、マーラーさんのカダルカKadarkaという品種(1880年から存命の種)をみてから
葡萄の生命力に感嘆し、また、そのkadarka種が、遠くトルコの方から発祥した種で
各地で土地の固有名で呼ばれていることに興味をもった。
彼の話では、トルコのイスタンブールのユスキュダル(Üsküdar)場所がこの品種の命名に関係がある可能性があるかもしれない、と言っていた。

カダルカ種(ハンガリー)の同品種別名   呼び名が民族によって異なる
カルメットKallmet  アルバニア
ギャムザGamza ルーマニア・ブルガリア

バルカン半島の戦争の絶えない時代に、ある民族の農民から別の民族の農民に、民族をこえて、美味しいワインの美味しい葡萄の品種が国境をこえて伝搬していっている事実が、
人間の愛するものに国境はなく、それで人生と生活に華を添えてきた、ワインと葡萄に、
何か平和の象徴的なものとしても深く感じるものがあった。

ヨシュアとカレブがカナンの地(約束の地)から巨大なブドウの房を持って帰って来る絵


キリストの言葉も、その葡萄の枝が、夏の間、旺盛に四方八方に伸び、高々と天に向かって
樹勢を保つさまも、「万人に愛されること、汎用、品位、生命力」を感じさせるものが葡萄にあるからだと思います。




私は、各地に葡萄の品種、そしてカダルカの各地の呼称のものをこの目で見て、また飲みたくなり、サラエボでの晩餐会のあと、さっそく、各地への旅に出た。個人的な東欧葡萄巡礼。

その動画です、ぜひご覧ください。多民族のブドウ園を訪れました。
「2014夏 葡萄の木は民族をつなぐ」

ミリャツカ河(Miljacka)  サラエボの中心を流れる川  
ここからバルカンの国々を回る。
ドナウ河、そしてサヴァ河、オヒリド湖、シュコドラ湖、パリッチュ湖、
御縁があった街とそして人々は、みな水のほとりに住んでいる方々でした

2014夏の経路 (冬にはクロアチア、スロヴェニア、オーストリアへも)
セルビア
→ボスニア・ヘルツエゴヴィナ
→クロアチア
→モンテネグロ
→アルバニア
→マケドニア
→セルビア帰還





















Oskar Maurerさんの大キリスト農園(2014 10月)
場所:セルビア、ノヴィサドからすぐ南側の都市スレムスキ・カルロヴツィСремски Карловци ドナウの河畔からそう遠く離れていない、小高い丘にあり、
朝の日光に照らされる、壮大な眺めの畑。
千年以上のワイン文化を感じさせてくれた。


2014年は、ほぼ1年中東欧で過ごしたことになる
春には、ポーランドのクラクフ、ハンガリーのブダペスト、トカイ、マード、オボウイサント、セルビアのスボティツア、スレムスキ・カルロヴィッツ、ドイツのデユッセルドルフ、ボン

ブダペスト東駅Budapest Keleti 

Elisabeth von Österreich,Sissi(Kaiserin Elisabeth Denkmal, Budapest)
皇妃エリザベートの像  ブダベスト


マーチャーシュの噴水の隣にある4つ星高級ホテル
2014年当時のホテル名はBOSCOLO BUDAPEST
現在はAnantara New York Palace Budapest Hotelに改名したようです。



ホテル内併設の New York Café, Erzsébet körút, ハンガリー

アメリカのニューヨーク生命保険会社により1894年建てられた

ハンガリーの美しい文化遺産

1900年代前半からハンガリーの作家、映画制作者や芸術家たちが集まっていた

映画「カサブランカ」を監督した、後に「マイケル・カーティス」の名で世界的に知られることとなる映画監督、

ケルテース・ミハーイも1910年代にこのカフェに頻繁に足を運んでいました。



ハンガリーの革命独立戦争記念日 3.15にゲッレールトの丘に登る
Szabadság-szobor  自由の像 ハンガリーブダペストのブダ地区

MINDAZOK EMLÉKÉRE AKIK
ÉLETÜKET ÁLDOZTÁK MAGYARORSZÁG
FÜGGETLENSÉGÉÉRT, SZABADSÁGÁÉRT  ÉS BOLDOGULÁSÁÉRT

ハンガリーの独立と 自由と幸福のために 命を捧げた者達 全てを記念して

マード村の葡萄畑 2014.3.17
セプシ・ワイナリーのそれぞれ畑の名前の付いたワイン
(キラーイ2008、セプシ2009、セントタマシュ2010、ベツェック2011、  
 ニュラゾー2011)
1631年創業の18代目のセプシ・イシュトバーン氏

貴腐葡萄よりできたワイン
サモロドニ2008、アスー2006(セプシ・ワイナリー)
ビルサルマーシュ2007(ロイヤル・トカイ)
MAD村葡萄畑の地図
Mad駅 2014.March16 
















Madi Kuria Hotel 
2014.March20


2014.3.18 桜の木が、葡萄畑い沿って咲く 

Tokaj Pendits winery  Abaújszántó村  Hungary 
2014.March20
オボウイサント村のトカイ・ペンディッチュワイナリーも訪ねました
美しい畑   すぐそばに、天に祈りをささげるマリア像がある。A Kálvária kezdőpontja

*******************************

そして、夏は、バルカン周遊のために再び、訪問


秋は、セルビアで収穫の手伝い(スボティツア、ハイドウコボ、スレムスキ・カルウロヴィッツ)

冬は、スボティツア市の、文学、建築の取材
スロヴェニア(ザゴリエ・オブ・サビ、コトレデジュ・トウルボブレ・リュブリャナ)
オーストリア(ウイーン)

the portal to the balkan ,  the border of hungary-Serbia
ハンガリーとセルビアの国境  Horgoš  ホロゴシュ駅











































Lake Ohilid オヒリド湖  マケドニア側より


Neum ネウム  海を見下ろす丘の葡萄畑
ボスニアの唯一の港町より、アドリア海に続く