医療現場でのワーファリン(ワルファリン)

脳梗塞、心筋梗塞などを防ぐ。血管の中で血液が凝固して、血の流れが滞るのを防ぐ(抗凝固薬)。西洋医療では頻繁に使用、というかこの国ではこれしか使わせてもらえません。ビタミンK拮抗薬(納豆などと併用できない-西洋薬の限界)ともいわれます。抗がん剤使用者が、よくセットで飲まされます(抗ガン剤の作用によってできた血の塊が血液の流れを止めるのでそれを溶かす為)。

現在、高齢(70半ば)の知人がかなりの量を長期間に渡り医者から処方され、医者は摂取基準となる心臓血管の数値表を一切渡してくれない(Pt-INR、血沈などの指標)。ワーファリンは、フィンランドの研究で、1993-2008年のワーファリン摂取者の脳内出血による死者は、3.6倍増加。脳出血とは、つまり、血液の凝固を抑えるため、肝腎な時に出血がとまらないのである。脳梗塞(脳卒中)患者の1年生存率は、使用者35.2%。使っていない人の方が、67.9%、生存率が高い。全ての脳出血患者のうち19%がワーファリン摂取者。

 <病状>
 *心房細動(心筋の弱体で、脈が乱れ、血流の流れが悪くなる)の為、手術(カテーテル・アブレーション)を行った。その術後、半年で脈の乱れが一度起きただけで、他は平常。徐脈。血圧は朝晩、薬を飲まないと上:140後半-165 下:70-80で上がやや高い。
 *御本人も、ワーファリンだけでなく、下記の薬が効いていない、薬を飲むと余計に胸が苦しくなる、疲れやすいことに気付いている。
 <医者の処方-地方都市総合病院に直結する個人病院>
 ①ワーファリン3錠(1mg×3)
 ⇒それなのに、医者は「予防」のためと「かなり多い」ワーファリン飲用を求める。現在3年目⇒現在2錠へ、いずれゼロへ持ってゆく予定
 ②降圧剤を2種類⇒カルシウム拮抗薬がワーファリンと併用注意のため中止させる。現在1種類のみ。
 ③タンボコール(50mg×2) 頻脈性の心房細動を止める薬⇒細動(期外収縮)が起きていないのに、飲まされる。しかもこの方は、徐脈性(脈が遅い)心房細動の経験者で頻脈(脈が速い)ではない。不適合。飲むと息切れがする場合がある!と。タンボコールは、他の弱い薬で効かない場合の最終手段で、初期症状の患者には死亡例もある。⇒これは飲用中止にしました。

以上私のヒアリングと調査、先生の助言をもとに自然代替療法と食事をアドヴァイスし、現在経過観察中、細動が再発するわけでもなく、血圧は少しずつ安定し、なによりQOLが改善している。意味不明な、御医者からの薬を飲んでいるのに、心臓が突然痛くなる、重くなる、ということが、まったくなくなったと聞いて安心しました。

問題は、如何におかしな処方と、カルテの未開示により、医者が「真実を操作」できるかが問題です。これらの薬はそもそも不要なものであったのではなかろうか。薬がどういったものかは、普通に英語が読めるならば、日本より5-10年先を行く、欧米の医学医療臨床結果に目を通すことができる。欧米が自らの過ちを先に認め、警告してくれているようなものだ。そして誰でも真実を見抜けるようになる。

使用方法によって、「毒薬」にもなるシロモノか、「病院」という場所では、こういった「特効薬」を使用せざるをえない。有効な自然食・自然薬を取り扱えないのなら、自分が扱えるものとして「化学薬品」しかないので、それを処方する。御医者が強迫観念的な、「これしかない」という処方を促すように自然に仕向けられるていることこそ問題なのではないか。

NCBI 米国国立バイオテクノロジー情報センター(2011 Jul 28)
 ワーファリンの使用増加と脳出血の関係 フィンランドでの調査http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21799168


医療ガイドラインは、ほんとうに「糖尿病」を治してくれているのでしょうか

この国の医療ガイドラインはほんとうに「糖尿病」を治してくれているのでしょうか。

①厚生省の発表、人口動態統計が物語ります。莫大な医療費が役に立っていません。
過去30年(1978-2008年)糖尿病医療費:約10.4倍、
糖尿病死者数:約1.7倍 
 
「最先端の新薬で良く効きます!」 「未来の、夢の新薬」という言葉の響きは、患者には福音に聞こえるのも致し方ありません。
新薬とは名ばかりで実をともなっていないのに。

・メトホルミン(ビグアナイド製剤)は細胞のミトコンドリアが機能不全になる(*1)、さらに、すい臓のランゲルハンスでのβ細胞への毒性は不明である。(*2) →β細胞が壊れてしまえば、もうインスリンがでな...
くなり、即ち正常な細胞の代謝を壊してしまいませんか? 糖尿って、細胞の代謝異常が問題なのではないですか、本当に効いているのですか?
「食事療法をキチンとしなさい、ストレスはいけません!」→患者の生活習慣せいにしてませんか? そのガイドラインはほんとうに正しいのでしょうか!

<内訳>
・糖尿病医療費(*4)
1998年までの20年⇒約5.2倍
2008までの10年⇒約2倍
・糖尿病死亡者
1998年までの20年⇒約1.5倍
2008年までの10年⇒約1.15倍
・推移 (*3)
1970年 7,642人
1980年 8,504人
1990年 9,470人
2008年 14,462人
2010年 14,422人


<参照>
*1:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18817800
*2:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2013909/
*3:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/10/s1027-5c5.html
*4:http://www.dm-net.co.jp/calendar/chousa/cost.php
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei07/hyo7.html

②国内で子ども用の糖尿の薬、精神薬の市場投入の準備が進んでいます。これを飲ませるなど到底信じられません。海外で認可されるとは思えません。
・某日本製薬企業
開発段階:第III相(第三フェーズ)
有効成分の承認状況:既承認
SMP-862(メトホルミン) 経口剤 (小児用量)2型糖尿病
DSP-5423(ブロナンセリン) 経口剤  (小児用量)統合失調症
http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/development/com0810.html

③薬害オンブズパースンからの、糖尿病による副作用の引用です。

http://www.yakugai.gr.jp/bulletin/rep.php?id=324
1:使用の拡大と共に、低血糖による意識障害や死亡例が報告
2:短期間(12週間~52週間)の血糖値(ヘモグロビンA1c)の変化のみで評価されていること
3:心血管系の害作用が評価されていないこと
☆2009年10月以降、インクレチン関連薬と呼ばれる新薬(DPP-4阻害薬:ジャヌビア錠・グラクティブ錠、エクア錠、ネシーナ錠。GLP-1受容体作動薬:ビクトーザ皮下注、バイエッタ皮下注)が相次いで発売
☆テレビの某番組では、「糖尿病の治療が劇的に変わろうとしている」と取り上げました。☆インクレチン関連薬は、膵臓でのインスリン分泌そのものを調節し、血糖の高さに応じて働くとされ、これまでの治療薬のような低血糖は起こさない、体重増加をきたさないと宣伝されています。しかし、低血糖を起こさないとされていたにもかかわらず、使用の拡大と共に、低血糖による意識障害や死亡例が報告され、厚生労働省は使用上の注意の改訂を指示しました。

 

トカイ・ワイン 等級の変革へ


File:Tokaj G Hoefnagel.jpg
Tokaji revamped: Iconic wine region in makeover
Budapest Bussines Journal
Zsófia Végh Monday, November 18, 2013
http://www.bbj.hu/business/tokaji-revamped-iconic-wine-region-in-makeover_72133

品質の良くないトカイ・アスー・ワインが出回ることで、企業収入、観光資源としても、トカイの価値を損なわないようにということですね。しかし、地元ワイナリーの稀少な作り手はもはや、ハンガリー国民の消費市場では先行きは望めないと、アメリカ・イギリスに販路を開拓しています。つまり、ハンガリー人の土地の生産物が、そのハンガリーの民衆によって甘受することがもはや叶わないということになります。芸術的で高品質な消費物の生産には資本が必要で、その為には、海外の富裕層の安定的な需要が必要ですが、これも文化のたどる道です。

貴腐ワインの貴腐とは?
ボトリティス・シネレア菌が、収穫期に、霧が発生しやすい地域にブドウに繁殖し、表面を腐食していくと中の水分が蒸発し、葡萄は糖分が凝縮したものとなる、
バクテリアが、表皮を食べながら、分泌するものが、ワインの芳香の決め手となる、香りの前駆物質(プレカーサー)です。
自然のフレーバー・香りは、バクテリアが分泌するものです。
良い貴腐ワインは、甘いだけでなく、独特の芳香があります。


















<訳出>
ヨーロッパ以外でも、ハンガリーワインとして名の通っている「トカイ・ワイン」が変革期を迎えている新しい法律のもとでは、

*1キロの貴腐葡萄から、アスーワイン醸造に使用するのは、2.2Lまで。
*発酵後の糖分含有は、120g/リットル。それ以下はだめ(*菌に腐食され、糖分が凝縮していなければならない)
*60mg/リットルの3と4プットニョシュ(Tokaji Aszú puttonyos)は(トカイワインとして)廃止され、アルコール含有量は、少なくとも19%でなければならない。
(*もちろん、醸造前の糖分添加などありえないので、十分な糖分がなければ、また発酵させる天然の乳酸菌、酵母菌がないと、これだけのアルコールも生成できない)


<記事>この制約は、高級ワイン醸造を支持する委員会のメンバーの最新の選択であり、
プレミアムな製品へのシフトといえる。量の多い、安価なトカイ製造者にとっては、市場と収入の縮小を意味するので不満を刺激するものでもある。

*2014年7月31日から、Tokaj-Hegyalja(トカイ・ヘジャリア) でボトルされたものだけが、原産地指定保護されたトカイワインとなる。

砂糖や甘味料の添加は、2015年6月1日から、段階的に廃止される方向である。
低価格帯を製造している業者は、その地域のワインの加糖の状況を報告、記録しなければならない。
前回の法規制と同じく、貴腐ワインの赤ワインによる製造については言及せずに、
現在まで、トカイワインは、白ワインとして定義され、新しい項目が追加されることはなかった。
古い品種である、 szeremi zold、 piros bakator、 villlaskacsu 、などは、ブドウネアブラムシの影響を受けにくいので、再導入されることになり
Cerszegi fűszres 、kiralyleanyka(Fetiasca regala) 、tramini(Gewürztraminer), といった品種にとってかわる予定である。

古い品種を大切にすることは、よりグローバルに流通した葡萄品種よりもローカル品種への注目の高まりでもある。