interview with the ambassador + Festival of Ukraine in Japan on 20 Nov. 

―「日本は、古来から、自然を神と敬い、愛してきました。
  大使から日本人に訪れてほしい、ウクライナの美しい自然、都市を教えてください。」


大使:「ウクライナの国土は、完全にフラットで、西部にカルパチア山脈、北部にも山間部はありますが、とにかく広大な平野なんです。私のお薦めは、首都キエフです。街の中心を流れる国の動脈、ドニエプル河の両岸に広がり、それは自然と融合した美しい雄大な街です。私たちの土地は、肥沃です、チェルノーゼム(黒土で世界の3分の1の肥沃な土地は、ウクライナにあるといってよいでしょう。」




―「肥沃とは?あまり農薬などをつかっていないということですか?」

  大使:「農薬を使い始めたのは、つい最近のことです、それまでの長い間、農民が耕してきた土地の質は高く、オーガニックであり、私たちが誇れるものです」

―「ウクライナおすすめの農産物、果物などはありますか?」

  大使:「なにより、サンフラワー・オイル(ひまわり油)の輸出量は、世界一です。
      穀物の輸出額も世界でトップクラス。果物は熱帯性のもの以外はすべてあります。
    ラズベリーも、いちごも、リンゴもなんでも美味しいです。」

―「気候はいかがですか?」

  大使:「北海道に似ていますね、それでも四季があり、今のこの秋には、日本でも見られる紅葉が街を彩り、それは格別の美しさです。

―「大使が好きなクラシックの作曲家は誰ですか?」

  大使:「たくさんおりますが、あえてひとり選ぶならチャイコフスキーです。
      彼の父方は、ウクライナ・コサックの出身なんですよ。」

―「ウクライナ人の特徴を教えてください」
  
  大使:「勤勉、そして人をもてなすこと、これは非常に日本人と共通しております。
      戦争などの厳しい歴史がありましたが、私たちはハードワークでそれを乗り越えました。
    また日本の方々のような「カラオケ」なしで、歌、民謡でお客をもてなす心をもっております。」

―「民謡、民族の歌は、お爺さんから、またお母さんから子供へ伝えられているものですか?」

  大使:「そうです。私たちのウクライナ語は、ロシア帝国・ソ連邦時代、約100年もの間、公の場では禁止されてきました。家庭の中で、また歌を歌うことで、子供や孫に、私たちの民族の言葉、ウクライナ語を伝えてきたのです。」

―それは大変な時期だったのですね?

  大使:「そうです。私たちは、これから未来に向けて、今こそ、ウクライナを、その文化と心を世界に伝えていく機会が訪れたと感じています。その意味でも、今日のこのイベントはとても素晴らしく誇らしい日です」


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