モミの木に惹かれる理由2~「森と人間を守る力がある」

モミの木の内部の生命力に、人間を守る力がある




♢紀元前からわざわいから守ってくれる、魔除けとして使用されていたようです。











ヨーロッパ中部、Kopaonikコパオニック(Serbia) 標高1200m(2014年 撮影)


ラズベリー農園の向こうにモミ(スルニツァ-セルビア語)の木の
原生林。標高1200m(2014年 撮影)

聖書にも、スギの木などと同じく、
聖なる場所を輝かせる木として記されています。
多くの木々は、細菌や寄生虫を撃退するために、
防御効果のある化合物を作り出していますが、

♢もみの木に限らず、松、トウヒなどの種の針葉樹には、
フィトンチッドPhytoncide(Phytonzide)と
呼称される特別な物質を放出します。

それは植物特有の揮発性物質で、
仲間のもみの木、ひいては、
森全体を守る力があります。

ウィルスや菌から、枝や葉が侵食されることから
それらを滅するちからを、成分に備えているのです。

ある一本の木が、腐食菌に侵され、仮に腐っていっても、
自分から出す、フィトンチッドが、仲間にSOSとして
伝わり、それに気がついた仲間が、いっせいにフィトンチッドを出し始め、ある木の犠牲の代わりによって、
仲間全体が助かることになります。

これはもみの木に限らず、ワイナリーのぶどうの木にも
同じ現象があります。葡萄園全体に被害がおよぶのを
防げるちからを、それぞれの木がもっているわけです。

クォーラムセンシング(quorum sensing)に似ていますね。

植物の体内細胞に共存する、植物に宿る常在菌が
宿主である、もみの木を守ろうとするわけです。

あらゆる植物に言えることですが、
特に針葉樹にはその、特性が強いようです。

◇これは、驚くべきことに、
人間に対しても、治癒特性があります◇

人間の呼吸・循環器系と神経系に非常に有益な効果があり
微生物から身を守るための抗菌作用が、人間にも最適であること、
抗ウイルスの力があることが現代ではわかっています。
「魔除け」の科学的な根拠が解明されたわけですね。

人々をデトックスし、蘇生させる天与のエネルギーを宿す力

「森の全能なるものよ、わたしは森の中に居ると、歓びにあふれ、幸福です。
どの樹木も御身を通じて語る。」ベートーヴェン 1815年のメモ




作曲のスケッチを森の中でよく行っていた、
ベートヴェンにとって、

全能なるもの=森に宿る精霊を通じて、
木々がメッセージとして、いつも音楽のインスピレーションと
身体の回復エネルギーを、与えてくれていた様子がうかがわれます


♢またモミの木の精油にも、特別な力があります。

ツリーで使われる品種 Piceaという木があります。
*Picea(学術)/Sprus(英)/Fichte(独)/トウヒ(日本)
の中でも
Brue Sprus/Blau Fichte/ブルー・スプルース/ブラオ・フィヒテ
BlackSpruce/Schwarz Fichte/ブラック・スプルース/シュバルツ・フィヒテ
Young Livingのは究極ですね。

特にBlue Spruceには、Picea Mariana(聖母マリアのスプルース)という学術名を冠し

癒しの資質:人間界の不安定な集合意識から、
地球に太古から宿る、万物との一体感、永遠かつ原型の知恵に
アクセスするのに役立つ

零下50度以下でも細胞が壊れないのは、
細胞内の水分の調節機能に優れているためで、
その精油といい、姿といい、聖母マリアの慈愛のエネルギーを
宿している、まさに選ばれた木のようです。


手前から2番目あたりの淡緑(やや青)が、
ブルースプルース(ブラウフィヒテ)









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