歓喜に寄せて/Ode to Joy/an die Freude written by Friedrich von Schiller

「歓喜に寄せて」 
ベートヴェン交響曲第9番 4楽章 歌詞 日本語訳

作詞:Friedrich von Schiller
作曲:Ludwig van Beethoven

歓喜よ、神々の美しい閃光よ、

天上の永遠に女性的なるものよ
われら貴い熱意をもって
崇高な汝(歓喜)の神殿に歩み入る

なんじが神秘な力は

引き離された世界を再び結びつける、
なんじのやさしい翼のとどまる所にこそ  
人々はみな兄弟となる。
      .......................


真理の炎の鏡の中から

汝(歓喜)は探究するものに微笑みかける
険しくも美徳の丘に汝は耐え忍び進むものを導く

太陽が煌く信仰の山の頂きには

汝の旗がひるがえるのが見え

砕かれた岩の裂け目から

天使の合唱の旋律となって
汝(歓喜)は立ち顕れる

耐え忍べ、勇気を持って、幾百万の人々よ!

耐え忍べ、より善い世界のために!

星の輝く天幕の彼方の天国で

大いなる神が我々を見つめている
 .......................
神々は愛す、見返りを求むることなく
人はその美しさにならうがよい
悲嘆にくれるもの、心貧しきものも表に出よ
朗らかなものと一緒に喜ぼう!

怒りも復讐も忘れてしまえ

不倶戴天の敵をも許そう
彼にざんげを強要するな
悔恨が彼を苦しめることを願うな

貸し借りの帳簿は破り捨ててしまえ

全世界が和解しよう!

兄弟よ 星の輝く天幕の彼方では

愛に、我々がどう報いたかを
神々はじっと見守っている
   .......................

重い苦悩には不屈の勇気を!

無実のものが泣いているところには救いを
抱いた固い誓いこそ永遠なれ
友よ、敵よ、真実を求めよ、
抑圧には立ち向かおう、

兄弟よ、この尊い生命をかけて!

栄冠は、ふさわしいもののところへもたらされ
偽りは、やがて消え行くさだめ




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